オスラー病の鼻出血に「サージセル(綿型)」が在宅で使えるように2026年9月1日から保険適用

音声解説

サージセル保険適用ガイド|医療従事者の皆さまへ
医師・薬剤師・看護師・救急隊の皆さまへ

オスラー病の鼻出血に
サージセルが在宅で使えるようになりました

処方・薬局での受け取り・正しい止血方法をまとめました。

この記事のポイント

  • サージセルは医薬品ではなく医療機器(特定保険医療材料)です。
  • 2026年9月1日から、オスラー病の鼻出血に在宅で使える材料として保険適用されます。
  • 医師の指示により、院外処方で地域の薬局から受け取る運用が想定されています。
  • 使用できるのは綿型のみ。加工せずにそのまま挿入する誤処置にご注意ください。

!誤った処置が起きています

サージセルを加工せずにそのまま鼻腔内へ挿入する処置が報告されています。処置の前に、必ず患者会作成の「オスラー病鼻血止血ガイド」をご確認ください。

止血ガイド(PDF・無料)をダウンロード

保険適用までの流れ

  1. 2026年5月
    効能追加の承認
    オスラー病による鼻出血への適応
  2. 2026年8月
    中医協で了承
    在宅使用の特定保険医療材料として
  3. 2026年9月1日
    保険適用スタート
    院外処方・薬局での受け取りが可能に

患者会が厚生労働省・関係機関と協議を重ね、医療機器の適応から保険診療での運用まで実現した、国内でも珍しい取り組みです。

1サージセルは「薬」ではなく「医療機器」

サージセルは以前は医療用医薬品として登録されていましたが、現在は高度管理医療機器(特定保険医療材料)に分類されています。そのため保険上は「医薬品の処方」ではなく、「医療材料の処方(支給)」として扱われます。

以前現在(2026年9月〜)
分類医療用医薬品医療機器(特定保険医療材料)
使用場所手術室・外来の処置処置に加え、在宅での自己止血
入手方法院内のみ院外処方 → 地域の薬局で受け取り

2職種別:対応のポイント

🩺医師の方

診察・指導のうえ院外処方箋を発行。在宅療養指導管理料などに付随する特定保険医療材料として算定します。

💊薬剤師・薬局の方

自己注射の注射針などと同様、在宅医療材料として調剤・支給。医薬品マスターではなく「特定器材」から登録してください。

🚑看護師・救急隊の方

オスラー病の鼻出血は一般の鼻血と特徴が異なります。患者さんが持つサージセルの使い方を止血ガイドでご確認ください。

3製品・保険請求情報

販売名サージセル・アブソーバブル・ヘモスタットMD
医療機器承認番号30400BZX00112000
JMDNコード35895100(吸収性局所止血材)
機能区分(医科)151 局所止血材 (1) 綿型
保険償還価格5,700円
使用する形状綿型(コットン型)のみ使用可
織布・ガーゼ型は使用できません使用不可
注文番号1961(1箱10枚入り/1枚 2.5×5.1cm)

⚠ レセプト入力時の注意

  • 10桁の特定保険医療材料コードはサイズ・包装単位ごとに異なります。「特定器材マスター」で承認番号または機能区分151から検索して登録してください。
  • 旧・医薬品コード(例:3329700A1021)は削除済みのため使用できません。医薬品として検索してもヒットしません。

オスラー病鼻血止血ガイド(無料)

患者会が使用方法を研究して作成。
発注方法・使用する種類・止血の手順をまとめています。

PDFをダウンロード

参考資料

製造販売元の患者向けガイド

ジョンソン・エンド・ジョンソン社 患者向けガイド(2026年8月作成)
サージセル・アブソーバブル・ヘモスタットMD ↗

お問い合わせ電話
03-6808-1826
患者向けガイド(製造販売元サイト)
ガイドを見る ↗
解説動画(YouTube)

本記事は患者会が把握している2026年9月1日現在の情報をもとに作成しています。
実際の算定・処置は最新の公式資料とオスラー病をご存知の医師の指示に従ってください。

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